小児外科

特色

小児外科は、16歳未満の外科的疾患を対象とする診療科です。脳や脊髄、心臓や大血管、骨関節疾患など、一部を除き幅広い外科的疾患に対応しております。当院では他の診療科が対応する疾患もあり、小児外科で診療する主な対象疾患については、次の段落をご参照ください。

また、新生児科とともに新生児外科疾患にも対応しております。

当院で対応困難な患児は、東北大学病院小児外科、宮城県立こども病院外科など他施設との連携により診療にあたります。

現在のスタッフは、令和8年4月に赴任した小児外科専門医1名の配置で対応しております。

不定期ですが2年目の初期研修医が診療に加わる場合もあります。

手術前後の患者さんの精神的ケアにつきましても、看護師/保育士との連携のもと、入院や手術に伴う患児のストレス軽減に努め、今後も万全の体制を構築してまいります。

対象疾患

主な対象疾患は、そけいヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、臍ヘルニア、肛門周囲膿瘍、陰唇癒合などです。
また新生児科とともに、新生児外科疾患の初期対応も行います。

そけいヘルニアについて

新生児や乳児のそけいヘルニアの手術に関しては、他院では来院者全員が即手術対象となっているようですが、新生児および乳児に対する全身麻酔の危険性は成人に比べてかなり大きいといわれています。当科では全例に直ちに手術を行うのではなく、注意深く観察しながら適切な全身麻酔手術の時期を決定しています。

手術以外の治療法について

手術以外の治療法として、臍ヘルニアに対するテープ固定療法、肛門周囲膿瘍に対する漢方療法なども行っています。

これらは手術治療と相補関係にあり、最良の結果をめざして今後も取り組んでまいります。

診療実績

外来診療は(月)(水)(金)の午前中におこなっています。新患日、再来日の区別はありません。

また急患は、外来日以外にも可能な限り対応いたします。

手術は(火)(木)の午前中におこなっています。

スタッフ1名で年間70件前後の手術を行っており、そけいヘルニア/陰嚢水腫が最も多い手術です。

また腸回転異常症、腸閉鎖症といった新生児緊急疾患の初期対応なども行っています。

2025年の入院患者数は64人、年間手術件数は62件です。

2025年の主な疾患別手術件数は以下のとおりです。

  • そけいヘルニア54件
  • 停留精巣5件
  • 臍ヘルニア2件
  • 体表腫瘤1件

小児そけいヘルニア術後再発率は0.05~2.5%と報告されていますが、2025年も再発例は1例もありませんでした。

今後も愛護的で確実な手術を心がけます。

地域の先生方へ

平素は患者さんをご紹介いただきまして誠にありがとうございます。

2026年4月より常勤医が交代となりましたが、引き続き変わらぬご理解とご紹介をいただけますようお願い申し上げます。

当科は原則16歳未満のほぼ全ての外科的疾患を診療対象にしておりますが、当院には多くの診療科がありますので、同一の疾患を複数の科が診療対象としている場合があります。このような場合には一部の疾患につきましては、その患者さんに最も適していると思われる科に紹介し、患者さんに満足していただけるようにしています。

急性虫垂炎などの救急疾患も、小児科や成人外科の協力のもと可能な限り受け入れる体制を組んでおり、今後も地域医療に貢献したいと考えています。

また、小児診療に重要な点として、患者さんの心にも身体にも不要な痛みを与えることのないように、スタッフ一同、細心の注意をはらって診療にあたっております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

医師紹介

岡村 敦

小児外科医長 岡村 敦

卒業年 平成17年
専門分野 小児外科一般
専門医資格等 小児外科専門医、外科専門医

外来受付時間

CLICK

初めての方

8:00~11:00

2回目以降予約の方

8:00~

2回目以降予約以外の方

8:00~11:00

※診療科によっては予約がないと当日受診できない場合もございます。

お電話でのお問合せ

022-293-1111