小児外科

特色

小児外科で取り扱う疾患は、一部を除けば16歳未満の外科的疾患であり、脳や脊髄、心臓や大血管、骨関節疾患などを除けば、ほとんどの外科的疾患が関係しています。 当科では以前より新生児外科、小児外科疾患全般にわたり積極的に治療しています。

また、小児外科疾患のなかで大きなウエイトを占める先天性疾患では、手術後の経過観察は、成人に達しても一般外科や内科ではなかなか受け入れてもらえないこともあり、また管理の特殊なものも存在するため、引き続き当科で診療しています。

現在のスタッフは、平成20年から小児外科専門医の1名が担当しています。

不定期ですが2年目の初期研修医が診療に加わる場合もあります。

手術前後の患者さんの精神的ケアにつきましても、看護師/保育士との協力のもとで、入院/手術が患者さんに与えるストレスが軽減されるよう、今後も努めてまいります。

対象疾患

主な対象疾患は、そけいヘルニア、陰嚢水腫、停留精巣、臍ヘルニア、体表腫瘤などです。
また、新生児科との協力のもと、現在では新生児手術にも十分対応可能な体制になっています。

そけいヘルニアについて

新生児や乳児のそけいヘルニアの手術に関しては、他院では来院者全員が即手術対象となっているようですが、新生児および乳児に対する全身麻酔の危険性は成人に比べてかなり大きいといわれています。当科では全例に直ちに手術を行うのではなく、注意深く観察しながら適切な全身麻酔手術の時期を決定しています。

手術以外の治療法について

手術以外の治療法として、臍ヘルニアに対するテープ固定療法、包茎に対する軟膏療法、リンパ管腫に対する硬化療法、肛門周囲膿瘍に対する漢方療法なども行っています。
これらは手術治療と相補関係にあり、満足できる成績が得られるように今後も取り組んでいきます。

診療実績

外来診療は(月)(水)(金)の午前中におこなっています。新患日、再来日の区別はありません。
また急患は、外来日以外にも可能な限り対応いたしております。
手術は(火)(木)の午前中におこなっています。
スタッフ1名で年間100件前後の手術を行っており、そけいヘルニア/陰嚢水腫が最も多くなっています。

また腸回転異常症、腸閉鎖症といった新生児緊急疾患も含めて、緊急手術にも対応可能です。

2024年の入院患者数は69人、年間手術件数は76件です。
2024年の主な疾患別手術件数は以下のとおりです。

  • そけいヘルニア66件
  • 停留精巣7件
  • 臍ヘルニア2件
  • 体表腫瘤1件

小児そけいヘルニア術後再発率は0.05~2.5%と報告されていますが、2024年も再発例は1例もありませんでした。
一方、他院での手術後の再発例に対し、当科で再根治手術を行ない良好に経過しています。今後も愛護的で確実な手術を心がけたいと考えています。

地域の先生方へ

平素は患者さんをご紹介いただきまして誠にありがとうございます。

当科は原則16歳未満のほぼ全ての外科的疾患を診療対象にしておりますが、当院には多くの診療科がありますので、同じ疾患を複数の科が診療対象としている場合があります。このような場合には一部の疾患につきましては、その患者さんに最も適していると思われる科に紹介し、患者さんに満足していただけるようにしています。

救急疾患も小児科との協力のもと、可能な限り受け入れる体制を組んでおり、今後も地域医療に貢献したいと考えています。

また、小児診療に重要な点として、患者さんの心にも身体にも不要な痛みを与えることのないように、スタッフ一同、細心の注意をはらって診療にあたっております。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

医師紹介

名前 卒業年 職名 専門分野 専門医資格等
岡村 敦 平成17年 小児外科医長

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