ウイルスセンター

第5回 みちのくウイルス塾(2006年7月15日開催)

今年もまた「みちのくウイルス塾」の季節がやってきました。この会は、大学生、大学院生 、研修医、高校生、地域の医療関係者、一般の方などに、ひろくウイルスのことを知ってもらおうと毎年夏に仙台で開いている講演会で、ウイルス研究の各分野で選りすぐりの講師陣がひとところに集まり、とにかく「わかりやすい」講義をめざしてお話をしてくれるというものです。

こうした講演会は、日本ではこの時期、仙台にしかありません。ウイルスを知りたい人は、どなたでも無料で参加できます。

去年は延べ約80人の参加がありました。また、遠方の方には、前日からでも当日でも、無料で宿泊の提供もあります。ウイルスあるいは科学や科学の応用、医学に興味を持っているみなさん、こうした絶好の機会を逃さず、ぜひのぞきに来てみてください。

第5回 みちのくウイルス塾の様子

  • 場所 独立行政法人国立病院機構仙台医療センター 管理棟3階大会議室
    〒983-8520 仙台市宮城野区宮城野2丁目8-8(JR仙石線、「宮城野原駅」下車徒歩1分)
  • 日程 平成18年7月15日(土) 9時から夜まで
  • 宿泊 仙台医療センター 地域研修棟宿泊室
  • 費用 参加費・宿泊費無料 ただし宿泊(14・15日)は、先着順20名
  • 連絡先 仙台医療センター・ウイルスセンター 西村 秀一
    電話・ファックス兼用 022-293-1173 E-mail 113-vrs.center@mail.hosp.go.jp
  • 第5回 みちのくウイルス塾の様子
  • 第5回 みちのくウイルス塾の様子

講師紹介

増田道明先生

この塾の名付けの親で、昨年は「ウイルス学の夢を語る」で夢を語りかけてくれましたが、今年は新たな試みとして、無線の端末を持ち込んでクイズやアンケートをやるといった双方向的な講義をしてみたいと意欲を見せてくれています。

岩崎琢也先生

寄生虫からウイルスまで広い範囲をカバーする日本一の感染病理屋さんで、昨年は一切スライドを使わず、ホワイトボードだけで、聴衆を眠らせない講義をしてくれて、大好評を博しました。今年は、どんな講義をしてくれるか楽しみです。

北本哲之先生

狂牛病(BSE)問題でご存知、プリオンという病原体の専門家で、国の委員も歴任され、面白いお話をしてくれる、とにかくユニークな先生です。懇親会でいっしょにお酒を飲むのも楽しみな先生です。

小柳義夫先生

HIVの専門家で、日本で最初にエイズ患者を見つけたという先生で、この塾の生みの親で、京都から駆けつけてきてくれます。ウイルス学の最先端の難しい話もあるかもしれませんが、難しい話に浸って雰囲気を味わうのも悪くありません。

西村秀一先生

小柳先生からウイルス塾を引き継いだ里親で、インフルエンザのような呼吸器系のウイルスを得意としています。今回は、ビジュアルな講義を目ざします。

押谷仁先生

WHOで長い間感染症対策の仕事をされていた先生で、国際感染症に興味がある人は、ぜひ直接お話ししてみてください。講義では、 SARS や鳥インフルエンザなどの新興感染症がなぜ起こるのかといった話を、グローバリゼーションといった社会とのかかわりでお話してくれるそうです。今回初参加、目玉講師の一人です。

加藤篤先生

今回初参加のもう一人の目玉となる先生です。インターフェロンについてのわかりやすい話をお願いしています。次のような、メッセージをいただいています。

「ウイルスや細菌などの病原体が生体に侵入すると真っ先に登場する防御反応の一つがインターフェロン (IFN) です。その後に登場する抗体や細胞障害性 T 細胞といった防御反応が抗原特異的であり 獲得免疫 と呼ばれるのに対して、感染早期に現れる防御反応は、非特異的反応であり 自然免疫 と呼ばれます。自然免疫は、無脊椎動物から脊椎動物まで広く存在する免疫系です。そもそもそ IFN は抗体や抗生物質と違い、直接ウイルスに作用して効果を発揮するものではなく、細胞を抗ウイルス状態にすることで機能します。今回は、 IFN の発現の仕組み、作用機構、ウイルス感染に及ぼす影響について説明し、最後に IFN の効果を無効にするウイルスがいることを紹介したいと考えています。」

プログラム

5月22日時点での予定です。順序は当日変わる可能性があります。

7月15日(土曜)

9時~12時
  • 開会のあいさつ 独立行政法人国立病院機構仙台医療センター副院長 菊地 秀 先生
  • 「ウイルス学のすすめ」 獨協医科大学医学部微生物学講座教授 増田 道明 先生
  • 「病原体の感染の仕組み」長崎大学熱帯医学研究所病変発現機序分野教授 岩崎 琢也 先生
  • 「ウイルス感染とインターフェロン」 国立感染症研究所ウイルス第三部第四室室長 加藤 篤 先生

昼食は各自ご準備ください (なお当院の職員食堂も使えます)

13時~18時
  • 「エイズウイルスは細胞内でどうなっている?」京都大学ウイルス研究所感染病態研究領域教授 小柳 義夫 先生
  • 「新興ウイルス感染症の脅威」 東北大学医学系研究科微生物学分野教授 (元WHO西太平洋事務局感染症地域アドバイザー) 押谷 仁 先生
  • 「宙を舞うウイルス」 国立病院機構仙台医療センター・ウイルスセンター長 西村 秀一 先生
  • 「プリオン感染の危険性」東北大学神経科学講座病態神経学分野プリオン蛋白研究部門CJD早期診断・治療開発分野教授 北本 哲之 先生

懇親会ならびにフリーディスカッション

※講師にはできるだけ分かりやすい話をお願いしてあります。ウイルスを知りたい人はどなたでも参加できます。大学生、大学院生、研修医、高校生、予備校生、一般の方もぜひご来場ください。

外来受付時間

CLICK

初めての方

8:00~11:00

2回目以降予約の方

8:00~

2回目以降予約以外の方

8:00~11:00

※診療科によっては予約がないと当日受診できない場合もございます。

お電話でのお問合せ

022-293-1111

a