NICU(新生児集中治療室)とは、早産や小さく生まれた赤ちゃん、生まれた後に何らかの集中治療や継続した観察を必要とする赤ちゃんが入院します。当院では在胎30週以降、出生体重が1000g以上の赤ちゃんを受け入れています。
GCU(回復治療室)は、比較的状態が安定している赤ちゃんが治療を受けながら退院に向けて準備を進めています。
NICU/GCUでは、24時間体制で医師や看護スタッフが赤ちゃんの治療・看護を行っています。
治療に伴う苦痛や不快感、ストレスを最小限にし、胎内にできるだけ近い環境を整え、赤ちゃんの反応を見ながらその成長・発達を見守り促進するためのケアを心掛けています(ディベロップメンタルケア)。
過剰な光や音刺激によるストレスをできる限り減らせるように環境を整え、タッチングやホールディング、カンガルーケアを通してご家族にも参加していただけます。
NICU・GCUにお子様が入院中のお母さんは、24時間いつでも面会ができます。NICU・GCUは治療に関連することだけでなく、赤ちゃんとご家族の心のつながりをはぐくんでいく場所でもあります。NICU・GCUの面会は赤ちゃんとご家族のふれ合いの大切な機会です。この親子のふれ合いによって、家族の絆は築かれていきます。
出生する児がNICU・GCUに入院する可能性が高いご家族には、NICU・GCU看護スタッフが出産前に訪問に伺います。ご家族の知りたい内容を中心に、赤ちゃんに予測される治療や入院後の流れなど、面会時にご家族が行えることをパンフレットを用いて説明しています。
赤ちゃんの治療はもちろんのこと、育児練習のサポートもしています。
退院前は一日を通して赤ちゃんと一緒に過ごす育児練習を行っています。
退院時期が近づいたら、赤ちゃんと一緒の生活がイメージをしやすいように、赤ちゃんとお母さんは一日を通して一緒に過ごす取り組みをしています。
面会時に経験してきた授乳や育児技術の確認を行いながら、赤ちゃんとご家族が退院後も安心して過ごせるようにサポートしています。
当院で出産され、NICU・GCUを退院したお母さん、赤ちゃんを対象に退院後、1週間前後で行っています。
退院後の家庭での状況、赤ちゃんの体重測定や授乳の様子を見ています。お母さんと赤ちゃんの成長に寄り添いながら、今後も育児が安心して行えるよう支援をしています。
母子医療センターの助産師が対応しますので、育児相談や退院後の心配事なども、お気軽にご相談ください。
必要に応じて、新生児科医師の診察があります。
NICUに入院された場合、医療費の助成が受けられる制度があります。
医療費の自己負担額の一部または全額の助成を受けることができます。助成対象範囲については各自治体によって異なりますので、お住まいの市区町村へお問い合わせください。
生まれた時の体重が2000g以下の赤ちゃんや、体の機能が未熟な状態で生まれ、医師が必要と判断した場合に、医療の給付を受けるこがができます。
体に障害がある赤ちゃんについて、確実な治療効果が見込まれる手術等の治療を受ける場合に、医療費の一部の給付を受けることができます。
上記に該当する方へは、入院中にスタッフより説明があります。
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