母子医療センター

看護体制

母子医療センターには、出産で入院される方、切迫早産、双胎、妊娠高血圧症候群、胎盤位置異常などで入院される妊婦さんがいます。

チームナーシング(妊婦・産婦・褥婦の3チーム)を取り入れ、プライマリーナーシングにより担当助産師が中心となり継続的なケアを提供しています。 アドバンス助産師は10名在籍しており、後輩育成にも力を入れています。 ※アドバンス助産師とは:助産師が日々の助産業務に従事しているなかで、社会の要請に応じた経験を積んでいるか、必要な研修を受講しているか、助産に関する知識や技術がブラッシュアップできているかなどを確認し、これらのレベルに至っていることを認証された助産師。

安心・安全で、お母さんが満足のいくお産をめざし、きめ細やかなサポートにつとめています。
お母さんと赤ちゃんに優しく寄り添い、心のこもった看護を提供できるよう取り組んでいます。

出産の支援

陣痛から出産後までを過ごせるLDRが4部屋あり、リラックスできる環境づくりを心がけています。
LDR内にはクッション、アクティブチェアなどさまざまなグッズも取り揃えております。

立ち合い分娩

立ち合える方は夫、パートナーに限らせていただきます。
立ち合い分娩をするには妊婦さんご本人、立ち合いされる方ともに、母子医療センターで配信している全ての動画の視聴が必須となります。また、立ち会い分娩同意書の提出が必要です。動画については外来受診時にご案内いたします。
感染状況によっては、事前のお知らせなしに、立ち会い分娩を中止することがあります。ご了承ください。

入院中の支援

赤ちゃんが欲しがるときにすぐ授乳できるように、出産後すぐに、母子同室となります。
はじめての育児の方にも楽しんで母乳育児が続けられるようにお手伝いさせていただきます。

入院中の面会について

面会については時間の制限があります。
午前中の面会は、患者様の安静や診察などがあるためご遠慮いただいています。
詳細ついては妊婦健診時、入院された後に説明がありますのでご確認ください。

病棟のご案内

母子医療センターには個室8部屋、4人部屋が8部屋あります。
個室を希望された場合でも、入院時に個室が空いていない場合は4人部屋へのご案内となります。ご了承ください。

個室16,000円 2部屋

シャワー、トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、机、椅子、FreeWi-Fi

個室13,000円 6部屋

トイレ、洗面台、テレビ、冷蔵庫、机、椅子、FreeWi-Fi

4人部屋

4人部屋にはそれぞれ、洗面台とトイレがあります。

赤ちゃんの支援

赤ちゃんの診察

生後0~1日目、生後4日目又は5日目に新生児科の医師の診察があります。
診察で気になることがあれば、超音波検査や血液検査、レントゲン撮影などをおこないます。
また、複数の診療科があるため形成外科や小児外科、耳鼻科への紹介などを行うことがあります。
24時間体制で、小児科・新生児科医師が赤ちゃんをサポートしています。

先天性代謝異常検査新生児マススクリーニング検査

新生児の先天性代謝異常検査を行い異常を早期に発見し、その後の治療・生活指導等につなげることにより生涯にわたって知的障害などの発生や進行を予防する検査で、現在20疾患を対象をして行っています。

当院では生後4日目又は5日目に「新生児代謝異常検査」を行っています。
保護者の方の任意検査ですが、ほとんどの方が希望して検査をしています。
結果は、1か月健診で新生児科の医師から説明があります。

新生児聴覚スクリーニング検査

希望の方に行っています。
聴覚スクリーニング検査は、早期に聴力障害の早期発見・早期療育を図るために行っています。
当院では、臨床検査技師が行っています。
新生児聴覚検査助成券を使用することができますが、市区町村によって後日の申請が必要な場合があります。各市区町村にてご確認ください。

BFH(Baby Friendly Hospital)

ユニセフ(国連児童基金)/WHO(世界保健機関)が1989年3月、「母乳育児の保護、促進、そして支援するために、産科施設は特別な役割を持っている」という共同声明を発表しました。
世界中すべての国の産科施設に対して「母乳育児成功のための10カ条」を長期にわたって尊守し、実践する産科施設をBFH(Baby Friendly Hospital)として、認定しています。
日本では、66施設が認定されています(2021年10月現在)

当院は、2010年【赤ちゃんにやさしい病院】(Baby Friendly Hospital=BFH)の認定をいただきました。
そして、継続して母乳育児支援に取り組んでいます。

妊娠期間中に母乳栄養希望について確認をしております。お一人お一人に合った支援を一緒に考え行きましょう。

退院後のフォロー

産後2週間健診

当院で出産された退院後1週間程度のお母さんが対象です。安心して母乳育児が続けられるように赤ちゃんの体重を測定し、育児の状況をお伺い致します。 ※予約は入院中に病棟で行います

開催日時 月曜~金曜日の午後
場所 産科外来
料金 3,000円程度(助成券をお持ちの方はご利用できます。)

1か月健診

当院で出産されたお母さんと赤ちゃんが対象です。
産後4週間後の健診となり、お母さんの健康状態の確認をします。
安心して母乳育児が続けられるように赤ちゃんの体重を測定し、育児の状況をお伺い致します。 ※予約は入院中に病棟で行います

開催日時 毎週木曜日の午後
場所 産科外来、小児科外来
料金 3,000円程度(助成券をお持ちの方はご利用できます。)

母乳外来

乳房トラブルや母乳分泌不足・育児不安など、さまざまな相談に対応いたします。必要時は乳房マッサージを行い母乳育児が円滑に継続できるよう、お手伝いいたします。

診療日 月・火・水・金曜日の
13:30/14:15/15:00/15:45 の完全予約制
※緊急時は時間外の対応も可能
場所 産科外来
料金 相談のみは、再診料(1,000円程度)
乳房手当が必要な場合は、3,150円
※健康保険等の給付対象とはなりません

その他

産科医療保障制度

「産科医療保障制度」は、お産をしたときに何らかの理由で障害を抱えた赤ちゃんとそのご家族のことを考えた制度です。当院もこの制度に加入しております。当院でご出産される皆様には、この制度の対象となる「登録証」を交付しております。登録のための、必要書類の記載のご協力をお願します。

出産育児一時金等の直接支払制度

出産によりかかった出産費用を、医療保険者から出産育児一時金が直接病院に支払われる仕組みのことを言います。詳しいことがお聞きになりたい時は、1階医事室にお問い合わせください。

限度額適応認定証

保険入院となった場合、自己負担には上限額があります。入院療養費の自己負担が限度額を超えた場合に「限度額適用認定証」を事前に提示すれば窓口での支払いを上限額で済ませることができます。出産以外で入院の予定がある方は事前に各保険者の発行する認定証を準備することをお勧めします。(必要時に詳しくお話します。)

臍帯血バンク

臍帯血バンクに協力しております。ご希望される方は、産科外来にご相談下さい。

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