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独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 看護助産学校 看護学科

最終更新日 2020年07月07日

目次

教育方針

看護学科は、看護の対象である人間を全人的にとらえ、その人間の健康にかかわる者として、専門的な知識と技術を身につけ、対象に適した技術を提供できる基礎的能力を身につけられるよう教育します。また対象の多様な価値観を認め、専門職としての共感的態度と倫理に基づく行動ができるように、学生の人間的成長を育むことを大切にして教育します。

教育目的・目標

1 教育目的

安全で思いやりのある看護を実践できる知識・判断力・技術と豊かな心をもち、独立行政法人国立病院機構及び社会の保健・医療・福祉に貢献し得る有能な人材を育成することを目的とする。

2 教育目標

(1)看護の対象である人間が、生物体であり、かつ多様な価値観をもち、社会の中で生活している存在であることを理解する能力を養う。
 (2)専門的知識、判断力、科学的根拠に基づく技術を活用し、安全でかつ対象にあった個別の看護実践ができる能力を養う。
 (3)人間および生命の尊厳と人権を擁護できる判断力と倫理的態度を養う。
 (4)人間関係を基盤とし、相互理解および相互成長できる感性を養う。
 (5)保健医療福祉チームの一員としての看護の役割と責任を理解でき、地域社会のあらゆる職種と協働できる態度を養う。
 (6)広く社会に関心をもち、専門職業人として研鑽できる能力を養う。

3 学年別目標

1学年

(1)看護の対象である人間を多角的に理解できる。
 (2)看護実践に共通する看護の基礎知識と基本的看護技術を修得する。
 (3)生命の尊厳と個人の尊厳を基盤にした考え方や倫理的判断ができるための基礎的知識が理解できる。
 (4)看護におけるコミュニケーションに必要な基礎的知識と技術について理解し、対人関係をとおしてコミュニケーション能力を高めることができる。
 (5)保健医療福祉チームの一員としての看護の役割と責任について理解できる。
 (6)主体的な学習方法を学び、自己の学習習慣を確立することができる。

2学年

(1)成長発達段階と健康段階別にある対象の特徴を理解できる。
    人間は個別の存在であることが理解できる。
 (2)成長発達段階と健康の段階に応じた看護援助方法を修得する。
 (3)人権を擁護することが看護の役割であることが理解できる。
 (4)患者との関係をとおして信頼関係を築くことができる。
 (5)地域を含めた多職種との協働の必要性が理解できる。
 (6)広く社会に関心を持ち、学習することができる。

3学年

(1)出会った人々が多様な価値観を有し、社会の中で生活している個別の存在であることが理解できる。
 (2)専門的知識・技術を活用し、安全でかつ対象にあった個別の看護が展開できる。
 (3)人権を擁護できる倫理的判断ができる。
 (4)様々な人々との関係をとおして相互理解及び自己成長ができる
 (5)多職種と協働することの意義を理解し、保健医療福祉チームの一員としての自己の役割を自覚した行動ができる。
 (6)探究心を持ち、学習を継続することができる

修業年限

3年

定員

各学年80名

教育課程

大きく3つの分野に分かれています。

基礎分野は自ら思考できる力を養い、また看護の対象である人間を理解するものです。

専門基礎分野は看護学の基礎としての人体の構造と機能、病気の成り立ちと治療、健康に関する社会制度を理解するものです。

専門分野は専門的な看護の知識、技術を学び、臨地実習においてその学びを統合し、一人ひとりに適した看護が考えられ、実践できる力を養うものです。

カリキュラム

授業科目の履修単位・時間:99単位(3075時間)

科目 学則 1年次 2年次 3年次
単位 時間数 単位 前期 後期 単位 前期 後期 単位 前期 後期
基礎分野 科学的思考の基盤 倫理学・哲学 1 30 1 30              
論理的思考と表現 1 30 1 30              
情報科学 1 30 1 30              
物理学 1 30 1 30              
人間と生活・社会の理解 心理学 1 30 1 30              
人間関係論 1 30 1   30            
社会学 1 30 1 30              
教育学 1 30             1 30  
英語I    1 30 1 30              
英語II    1 30       1   30      
英会話 1 30       1 30        
生活科学 1 30 1 30              
保健体育 1 30 1   30            
小計 13 390 10 240 60 2 30 30 1 30 0
専門基礎分野 人体の構造と機能 解剖生理学I 1 30 1 30              
解剖生理学II 1 30 1 30              
解剖生理学III 1 30 1   30            
解剖生理学IV 1 30 1   30            
生化学 1 30 1 30              
疾病の成り立ちと回復の促進 病理学 1 30 1   30            
微生物学 1 30 1 30              
薬理学I 1 15 1 15              
薬理学II 1 30 1   30            
治療総論I 1 30 1   30            
治療総論II 1 30 1   30            
病態と治療I 1 30 1   30            
病態と治療II 1 30 1   30            
病態と治療III 1 30       1 30        
病態と治療IV 1 30       1 30        
健康支援と社会保障制度 保健医療論 1 15 1 15              
公衆衛生 1 30       1 30        
社会保障論 2 30             2 30  
関係法規 2 30       2 30        
小計 21 540 14 150 240 5 120 0 2 30 0
専門分野I
基礎看護学
看護学概論I 1 30 1 30              
看護学概論II 1 15 1   15            
基礎看護学方法論I 1 30 1 30              
基礎看護学方法論II 1 30 1 30              
基礎看護学方法論III 1 30 1 30              
基礎看護学方法論IV 1 30 1   30            
基礎看護学方法論V 1 30 1 30              
基礎看護学方法論VI 1 30 1 30              
基礎看護学方法論VII 1 30 1   30            
基礎看護学方法論VIII 1 30 1   30            
臨床看護総論 1 30       1 30        
看護研究 1 30             1 30  
臨地実習
基礎看護学実習
基礎看護学実習I 1 45 1 10 35            
基礎看護学実習II 2 90       2   90      
小計 15 480 11 190 140 3 30 90 1 30 0
専門分野II
成人看護学
成人看護学概論 1 15 1   15            
成人看護学方法論I 1 30       1 30        
成人看護学方法論II 1 30       1 30        
成人看護学方法論III 1 30       1 30        
成人看護学方法論IV 1 30       1 30        
成人看護学方法論V 1 30       1 30        

老年看護学
老年看護学概論 1 15 1   15            
老年看護学方法論I 1 30       1 30        
老年看護学方法論II 1 30       1 30        
老年看護学方法論III 1 30       1 30        

小児看護学
小児看護学概論 1 15       1 15        
小児看護学方法論I 1 30       1 30        
小児看護学方法論II 1 30       1   30      
小児看護学方法論III 1 30       1   30      

母性看護学
母性看護学概論 1 15 1   15            
母性看護学方法論I 1 30       1 30        
母性看護学方法論II 1 30       1 30        
母性看護学方法論III 1 30       1   30      

精神看護学
精神看護学概論 1 15       1 15        
精神看護学方法論I 1 30       1 30        
精神看護学方法論II 1 30       1 30        
精神看護学方法論III 1 30       1   30      
臨地実習
成人看護学
成人看護学実習I 2 90       2   90      
成人看護学実習II 2 90             2 90  
成人看護学実習III 2 90             2 90  
老年看護学 老年看護学実習I 2 90       2   90      
老年看護学実習II 2 90             2 90  
小児看護学 小児看護学実習 2 90             2 90  
母性看護学 母性看護学実習 2 90             2 90  
精神看護学 精神看護学実習 2 90             2 90  
小計 38 1305 3 0 45 23 420 300 12 540 0
統合分野 在宅看護論 在宅看護概論 1 15       1 15        
在宅看護方法論I 1 30       1 30        
在宅看護方法論II 1 15       1   15      
在宅看護方法論III 1 30       1   30      
看護の統合
と実践 
看護管理 1 15             1 15  
災害看護・国際看護 1 15             1   15
医療安全 1 30             1 30  
臨床看護実践 1 30             1   30
在宅看護論実習 在宅看護論実習 2 90             2   90
看護の統合と実践 統合実習 2 90             2   90
小計 12 360 0 0 0 4 45 45 8 45 225
合計 99 3075 38 580 485 37 645 465 24 675 225

Special field 専門分野

専門分野専門分野は、専門分野1、専門分野2、統合分野に分かれます。

専門分野1

全ての看護実践の基盤となる基礎的理論や基礎的技術を学び、看護師としての倫理的判断ができるらめの基礎的能力を養います。

専門分野2

成人・老年・小児・母性・精神看護学からなり、それぞれの発達段階、ライフステージにある人々に焦点をあてて、各期における対象の特徴を理解し、健康な対象から健康障害をもつ対象とその家族に対する看護方法について学びます。

統合分野

それそれの分野で学習した知識や技術を全て統合し、より臨床実践に近い形で看護を学び、卒業後も臨床現場にスムーズに適応できる力を高めていく分野です。今まで以上に必要とされる医療安全や危機管理に対する基礎的知識を深め、されには地域で生活しながら療養する人々とその家族に対する看護実践の基礎を学びます。

 

さらに、臨地実習では、学んだ知識・技術・態度を統合し実践することにより、対象に応じた看護実践能力を養います。

主な臨地実習施設(実習科目)

主な臨地実習施設一覧
実習施設名 病床数・施設数 実習科目
仙台医療センター 698 基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、統合分野
仙台西多賀病院 480 成人看護学、老年看護学
花巻病院 204 精神看護学
ディケア 4か所 在宅看護論
グループホーム 3か所 在宅看護論
訪問看護ステーション 8か所 在宅看護論

2020年度シラバス

実務経験のある教員等における授業科目一覧

授業科目 単位数 時間 職名 実務経験
薬理学I 1 15   非常勤講師 病院等におけ薬剤業務
薬理学I 1 30   非常勤講師 病院等におけ薬剤業務
治療総論II 1 30   非常勤講師 病院等における診療業務
病態と治療I 1 30   非常勤講師 病院等における診療業務
病態と治療II 1 30   非常勤講師 病院等における診療業務
病態と治療III 1 30   非常勤講師 病院等における診療業務
病態と治療IV 1 30   非常勤講師 病院等における診療業務
保健医療論 1 15   非常勤講師 病院等における診療業務・管理
看護学概論I 1 30   専任教員 病院における看護業務・看護管理
看護学概論II 1 15   専任教員 病院における看護業務・看護管理
基礎看護学方法論I 1 30   専任教員 病院における看護業務
基礎看護学方法論II 1 30   専任教員 病院における看護業務
基礎看護学方法論III 1 30   専任教員 病院における看護業務
基礎看護学方法論IV 1 30   専任教員 病院における看護業務
基礎看護学方法論V 1 30   専任教員 病院における看護業務
基礎看護学方法論VI 1 30   専任教員 病院における看護業務
基礎看護学方法論VII 1 30   専任教員 病院における看護業務
基礎看護学方法論VIII 1 30   専任教員 病院における看護業務・看護管理
臨床看護総論 1 30 28 専任教員 病院における看護業務
2 非常勤講師 病院における医療機器等の業務
看護研究 1 30   専任教員 病院における看護業務・看護管理
成人看護学概論 1 15   専任教員 病院における看護業務
成人看護学方法論I 1 30   専任教員 病院における看護業務
成人看護学方法論II 1 30   非常勤講師 病院における看護業務
成人看護学方法論III 1 30   非常勤講師 病院における看護業務
成人看護学方法論IV 1 30   非常勤講師 病院における看護業務
成人看護学方法論V 1 30   専任教員 病院における看護業務
老年看護学概論 1 15   専任教員 病院における看護業務
老年看護学方法論I 1 30   専任教員 病院における看護業務
老年看護学方法論II 1 30   非常勤講師 病院における看護業務
老年看護学方法論III 1 30 20 専任教員 病院における看護業務
10 非常勤講師 病院における看護業務
小児看護学方法論II 1 30   非常勤講師 病院における診療業務
母性看護学概論 1 15   専任教員 病院における助産業務
母性看護学方法論I 1 30 12 専任教員 病院における助産業務
1   18 専任教員 病院における看護業務
母性看護学方法論II 1 30   専任教員 病院における助産業務
母性看護学方法論III 1 14 14 非常勤講師 病院等における診療業務
    18 非常勤講師 病院における助産業務
精神看護学方法論II 1 30   非常勤講師 病院等における診療業務
在宅看護概論 1 15   専任教員 病院・介護福祉施設における看護業務
在宅看護方法論I 1 30   専任教員 病院における看護業務
在宅看護方法論II 1 15   非常勤講師 病院・在宅における看護業務
在宅看護方法論III 1 30 6 非常勤講師 病院・在宅における診療業務
    24 専任教員 病院・介護福祉施設における看護業務
看護管理 1 15   専任教員 病院における看護業務・看護管理
医療安全  1 30 4 非常勤講師 病院における診療業務
    26 非常勤講師 病院における看護業務・看護管理
災害看護・国際看護  1 15 6 非常勤講師 病院における診療業務、災害医療
    9 非常勤講師 病院における看護業務・災害看護
臨床看護実践 1 30   専任教員 病院における看護業務・看護管理
合計 37 944    

学科成績における客観的な指標の算出方法

履修科目の成績評価を点数化し、全科目の合計点の平均を算出し 100点満点で点数化し、60点未満、60点以上〜70点未満と 10点ごと指標の数値し、各指標の数値の中に該当する学生の人数及び下位1/4に該当する人数・指標の数値を示す。

学則

行事

年間の学校行事
1学年 2学年 3学年
4月 入学式
新入生オリエンテーション
健康診断
健康診断 健康診断
学生親睦会
5月     各看護学実習
6月 基礎看護学実習  
7月 学校祭
8月 夏季休業
9月     各看護学実習
10月 誓いの式  
11月   基礎看護学実習
12月 冬季休業
1月   各看護学実習  
2月   看護師国家試験
3月 基礎看護学実習 卒業式

卒業後の資格

  1. 看護師の国家試験受験資格が得られます。
  2. 保健師助産師学校及び養護教諭課程の受験資格が得られます。
  3. 専門士の称号が付与されます。
  4. 大学の編入学試験の受験資格が得られます。

卒業後の進路

就職

国立病院機構仙台医療センター、他の国立病院機構の病院、その他宮城県内の官公立病院等。

<国立病院機構の病院>

進学

助産師学校、保健師学校、大学編入

<助産師学校>

<大学編入>

令和元年度学校評価の結果について

当校では、教育の質向上、学校運営の改善・強化を目的として学校評価を実施しています。
令和元年度の学校評価の実施結果を掲載いたします。

学校評価の方法

学校評価の視点は、下記の8項目です。

  1. 教育理念・教育目的・教育目標
  2. 教育課程経営
  3. 教授・学習・評価過程
  4. 経営・管理過程
  5. 入学
  6. 卒業・就業・進学
  7. 地域社会・国際交流
  8. 研究

仙台医療センター附属仙台看護助産学校 看護学科 学校評価

改善点・課題

  1. 「II 教育課程経営・III 教授・学習・評価課程」
    ・プロジェクトチームを中心に、これまでの教育課程全体を見直し、新カリキュラムの作成に取り組む。
  2. 「VI 卒業・就職・進学」
    ・卒業生を対象とした調査を継続できるようにシステム化する。
  3. 「VII 地域社会・国際交流」
    ・看護職として求められる国際的な視野の再検討をして、新カリキュラムに反映させる。

 

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