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当科は2018年11月に開設され、2019年8月から透析室(4床)も稼働しました。現時点で外来維持透析(血液および腹膜)には未対応ですが、仙台市内外の各施設と連携し、腎炎・ネフローゼの診断と治療、保存期慢性腎臓病(CKD)教育、多発嚢胞腎に対するトルバプタン導入など腎臓内科全般にわたり患者さんの立場に立った医療を提供します。
また当院は高次救急・地域がん診療の拠点病院であり、救急疾患に併発した急性腎障害(AKI)、様々ながんに関連した腎障害など院内各科からの多彩なコンサルテーションに対して積極的な介入を行っております。院外維持透析患者の救急診療に関しては脳血管障害を中心に各科と協力して対応しております。
今年度は仙台市CKD病診連携事業が開始となり、腎臓専門医療機関の一つとして腎臓病の診療・研修医やスタッフの教育・透析室の運営を発展させることを目指しております。
対象疾患は検尿異常から末期腎不全まで腎臓疾患全般です。慢性糸球体腎炎・ネフローゼ症候群、2次性糸球体疾患(糖尿病性腎症、高血圧性腎硬化症、血液疾患関連腎症など)、薬剤性腎障害等を中心に様々な原因によるAKI・CKDを診断し、腎機能を悪化させないための対策を多方面からサポート致します。必要な症例には泌尿器科に協力いただき経皮的腎生検を行い、病理診断科および東北大学腎臓高血圧内科とともに診断および治療方針を決定しております。
2023年度の腎臓外来延べ患者数は2532名(新患170名、院内紹介312名)でした。院内からは脳外科、神経内科、泌尿器科、血液内科等各科からご紹介いただきました。血液透析に関しては他院維持透析患者さんの脳血管障害・大腸癌・腎癌等を計51名受け入れ、透析施行回数は延べ462回でした(参考;2022年度;462回、2021年度;468回)。
腎臓疾患は末期まで自覚症状が現れないことが多く、一方で蛋白尿や腎機能低下は軽度であっても脳・心血管イベントのリスクとなります。腎臓は臓器連関の要の一つであり、患者さんの健康寿命延長を目指して初期の段階からCKD対策強化に努めていきたいと思います。
外来新患に関しては現在<月・水・木曜の午前>で受け入れております。原則予約制ですので地域連携室経由で御相談ください。また仙台市CKD病診連携事業参加の一環としてCKD病診連携外来を毎週火曜日に開設しました。専用Faxにて地域連携室にご予約ください。地域の皆様に支えていただきながら、病病連携・病診連携を推進し、地域医療に少しでも貢献したいと考えております。皆様にはご理解ご支援を賜ります様お願い申し上げます。
卒業年 | 昭和63年 |
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専門分野 | 腎臓・高血圧 |
専門医資格等 | 日本内科学会総合内科認定医・専門医、日本腎臓学会専門医・指導医、日本高血圧学会専門医・指導医、東北大学腎・高血圧・内分泌科臨床教授 |
名前 | 卒業年 | 職名 | 専門分野 | 専門医資格等 |
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古川 暁子 | 平成16年 | 腎臓内科専修医 | 腎疾患・アフェレーシス | 日本内科学会総合内科認定医・専門医、日本腎臓学会専門医・指導医、日本透析医学会専門医 |
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