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2023年現在
※リハ医は、東北大学病院からの非常勤です。
リハビリテーション科は、発症後早期の患者様や術前・術後早期の患者様に対して診療を行い、自宅・施設退院や転院に向けて援助をしています。急性期から適切な評価、介入が必要であるため、リハビリの専門的な分野だけでなく、医学的な知識・技術や多職種連携、チーム医療も求められます。
リハビリ科では365日交代で勤務しています。また、RST(呼吸サポートチーム)、NST(栄養サポートチーム)、糖尿病教室、褥瘡委員会、MACT(モニターアラームコントロールチーム)、EMT(早期離床チーム)、血友病ワーキンググループ等の各種委員会やチーム活動へ参加しております。
重症外傷、急性脳卒中、急性心筋梗塞、急性腹症、循環・呼吸不全など、様々な疾患や診療を担当し、リハビリを実施しています。
脳神経外科では、脳梗塞、脳出血に対して血管内治療を行った患者様や脳腫瘍術後等の患者様に対して、脳神経内科では、脳梗塞、神経難病等の患者様に対してリハビリを実施しています。
事故や転倒、日常生活の重労作により、脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニア、骨折、脊髄損傷、化膿性脊椎炎等を受傷した患者様に対してリハビリを実施しています。
心不全、心筋梗塞の患者様、心臓外科は、弁膜症、大動脈瘤、大動脈解離の術後の患者様に対してリハビリを実施し、必要な方へは集団リハビリも実施しています。
血液内科、腫瘍内科、婦人科、泌尿器科、腎臓内科、乳腺外科に入院する血液疾患、婦人科疾患、泌尿器科疾患のがん病変を主とする患者様に対してリハビリを実施しています。
手指の腱損傷や骨折、切断などにより生じた障害に対して、機能回復を目指したリハビリや装具の作成を実施しています。
各病棟担当制で多岐に渡る診療科へ対応しております。病態や全身症状に留意し、患者様に合った運動療法を提供しております。また、救命救急センターにおいて早期離床・リハビリテーションチームの一員として早期から取り組みを行っております。
チームで診療科別担当制を実施しています。各疾患の専門性を留意した上で、患者さんの生活歴・環境に応じた作業療法を行います。ADL訓練、高次脳訓練、手の外科の作業療法を行っていることが特徴です。
また、転院予定者には他病院への情報提供を行い、継ぎ目なくリハビリが継続されるよう努めております。
年間1500人の患者様のリハビリを実施しており、その70%が、脳神経外科、脳神経内科の患者様です。失語症、構音障害といった言語障害のほか、記憶・注意力低下などの高次脳機能障害、食物がうまく飲み込めなくなる嚥下障害などの訓練を行っています。嚥下障害は、疾患に関わらず高齢の患者様に多く、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査で詳細な評価を行い、1日でも早く口から食べられるようにサポートします。
理学療法士
鈴木 翔
Sho Suzuki
入職からこれまでを教えてください。
大学卒業後に国立病院機構八雲病院(現 北海道医療センター 神経筋/成育センター)へ入職。人工呼吸器を使用している筋ジストロフィー等の神経筋疾患に特化した呼吸リハビリテーションを経験後に仙台医療センターへ異動し、現在は集中治療領域の早期リハビリテーションに従事しています。慢性期、急性期の領域を経験し現在に至ります。
担当病棟・診療科目を教えてください。
救命救急センターにて専従で従事しています。救命救急センターで対応する患者様は多岐にわたり、重症外傷、急性脳卒中、急性心筋梗塞、急性腹症、ショック、循環・呼吸不全、術後など、内因性・外因性を問わず、様々な疾患や診療科を担当しています。
機構を目指す学生さんへひと言お願いします。
国立病院機構は急性期〜回復期〜慢性期までの領域を幅広く経験することができます。また、さまざまな資格、研究活動や学会発表の実績を有するスタッフも多数おり、臨床のみならず、研究や学会発表等のアドバイスをもらうこともできます。さらに、病院間での勉強会や情報交換も盛んに行われており、様々な領域や疾患の勉強ができることも国立病院機構の特長のひとつです。
ある日のスケジュールを紹介
↑機械による咳介助(MI-E)を用いた排痰補助場面
8:00 | 職場に到着、着替え、準備 |
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8:30 〜 9:00 | 朝礼・情報収集 |
9:00 〜9:20 | 救命救急センターカンファレンス |
9:20 〜12:00 | リハビリ |
12:00 〜13:00 | 休憩 |
13:00 〜13:30 | 集中治療部カンファレンス |
13:00 〜17:00 | リハビリ |
17:15 〜 | 自己研鑽 退勤 |
3部門共通 | |
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がんリハビリテーション研修終了者 | 20名 |
3学会合同呼吸療法認定士 | 12名 |
理学療法部門 | |
協会指定管理者(上級) | 1名 |
認定理学療法士(下記に内訳記載) | 5名 |
認定理学療法士 循環 | 2名 |
認定理学療法士 呼吸 | 1名 |
認定理学療法士 脳卒中 | 1名 |
認定理学療法士 脊髄障害 | 1名 |
心臓リハビリテーション指導士 | 4名 |
BLSプロバイダー | 2名 |
作業療法士部門 | |
ケアマネジャー | 1名 |
BLSプロバイダー | 2名 |
介護支援専門員 | 2名 |
福祉住環境コーディネーター | 3名 |
言語聴覚士部門 | |
失語症者向け意思疎通支援者指導者 | 1名 |
日本嚥下リハビリテーション学会認定士 | 1名 |
2023年現在
令和3年度 第75回 5演題発表
令和4年度 第76回 3演題発表
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県という1道6県(面積は日本国土の約4割)の広範囲に所在し、急性期及び慢性期、それぞれの特徴を有する20の病院があります。
当院は、独立行政法人 国立病院機構(National Hospital Organization)北海道東北グループに所属しています。理学療法士、作業療法士におきましては、1道6県に所在する20の病院において昇任時や希望に応じ学びたい分野の病院への異動にも対応しております。
理学療法士、作業療法士の募集・応募については独立行政法人 国立病院機構(National Hospita Organization)北海道東北グループホームページで採用情報をご確認ください。
言語聴覚士につきましては当院ホームページで採用情報をご確認ください。
当院リハビリ室の見学につきましては、当院リハビリ室までご連絡ください。
〒983-8520 宮城県仙台市宮城野区宮城野二丁目11番12号
TEL:022-293-1111(代表)FAX:022-291-8114
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