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日本医事新報 No.4450(2009年8月8日)に、西村秀一ウイルスセンター長のインタビュー【アクセルを踏んだ人間はブレーキも踏む義務がある】が掲載されました。
2009年1月5日発行の『週刊 医学会新聞』に、西村秀一ウイルスセンター長のインタビュー 【新型インフルエンザ発生前のプレパンデミックワクチン接種は妥当か 1976年の豚型インフルエンザ騒動に学ぶ】が掲載されました。
西村秀一ウイルスセンター長の記事が掲載されています。
西村秀一ウイルスセンター長のインタビュー記事が掲載されています。
パンデミックとは、感染症の世界的大流行のことです。ここの項目ではとくに新型のインフルエンザのパンデミックのことを意識しています。
世界のどこかで私たちにとってそれまでとはまったく違う新しいインフルエンザが出現したとします。すると、それがまもなくパンデミックとなって私たちが住む地域を襲ってくるのは避けられないことです。すると地域ではほとんどの住民がそれにかかり、大勢の患者、重症患者、そして死者が出ます。そう言い切って良いでしょう。
そのことは、歴史が証明しています。そのときに被害をできるだけ少なくするためには、そのときに備えて、実際の流行の現場となる「地域」が事前に何らかの準備をして、それがやってきた時にその準備にしたがってパンデミックと向かい合ってたたかう必要があります。その事前の準備が、「地域のパンデミック・プランニング」なのです。
そういったことを長年提唱してきたグループが、宮城県にはあります。それが宮城パンデミック・インフルエンザ研究会です。
現在は事務局を、宮城県健康福祉部健康対策課にお願いして活動を続けていますが、その活動の一環として、地域のパンデミック・プランニングに役立ちそうな海外の資料を日本語に訳して、必要とするところに配るという活動があります。
ここに掲載した 3 篇の文献は、そうやってつくったものです。みなさま方のお役にたてれば、会員一同、この上ない喜びです。すべてオリジナルの著者には了解をいただいておりますので、どうぞ、ご自由にダウンロードしていただき、ご活用下さい。
なお、研究会には専用のホームページがないために便宜的に、会の代表が所属する仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンターの当サイトに掲載しております。
今後は、随時、会の活動成果の掲載を増やしていこうと考えておりますので、ご興味のある方は、適宜当サイトを訪れてみることをお勧めいたします。
2005 年 10 月 25 日 宮城パンデミック・インフルエンザ研究会
代表・文責 西村秀一
インフルエンザ患者を収容する部屋の工夫
戦術と戦略 医療従事者の安全と安心のための新しい工夫
INTERMESSO 今後の注目点について
ブタインフルエンザの流行勃発と発熱外来の課題(その2)
ブタインフルエンザの流行勃発と発熱外来の課題(その1)
大都市の特性に合わせたプランと母船方式・地域割りのアイデア
自治体の新型インフルエンザ対策、仕切り直しを
発熱外来(fever clinic)について
理屈にこだわる現場の対応……具体的リスク評価と防護具(PPE)の選択:「メリハリ」について
「脅し過ぎ」vs「蛮勇の押付け」を憂う:新型インフルエンザから逃げてはいけない。でも基本は、「やっぱり怖い」のだ。
小〜中規模市町村における医療の戦術―パンデミック医療の地域ネットワークの試案紹介
医療を疲弊させないための戦略―医療以外の面での工夫
迷走:地域の医療現場の悩み
戦略(ストラテジー)について
僻地型パンデミックプランの作戦私案−中村医師の手紙−
僻地型パンデミックプランのモデルケースづくり−岩手県洋野町大野地区
田舎を守る意義
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