ウイルスセンタートップ >> みちのくウイルス塾トップ >> 第15回みちのくウイルス塾 >> 第15回みちのくウイルス塾の様子
東京都臨床研 小池智先生
埼玉医科大学 三谷先生
3人の先生方に対して、「基本的なことを教えてください」と言いつつ積極的に素直な質問を繰り返した点を評価しました。
東北大学大学院農学研究科1年 両角一輝さん
光ピンセットはどのようにしてウイルスを捕捉しているのか?
集光させてウイルスを捕捉している。ウイルスも電荷があるため、集光し磁場の力を用いて捕捉している。
内因性免疫の進化に順番はあるのか?
免疫系よりもウイルスの方が圧倒的に進化のスピードが早い。ヒトVSウイルスで進化したというよりも、ウイルスVS内因性免疫と似たウイルスのせめぎあいの中で獲得されたものでは。
カプシドを持っていたウイルスがなぜカプシドをなくしたの?
動物に感染するウイルスは放出などの過程でカプシドを必要とするが、カビなどに感染するウイルスでは必要としないから
岩手医科大学微生物学講座教授 村木 靖 先生
ウイルスの増殖機構、特に8種類のゲノムが1つにまとまって粒子にとりこまれる機構があるのか、というウイルス学の本質を突く素晴らしい質問でした。
福島県衛生研究所 柏木佳子さん
ゲノムパッケージングの時、どうしてきちんと8本のゲノム分節が選択されるのでしょうか?
分節特異的なパッケージングシグナルがあって、それによって8本のゲノム分節が選択されます。
先生のお話とスライドを拝見していて、細胞の中のどこかで8本のゲノム分節が固まって、その後、粒子に取り込まれるというイメージなのではないかと思いましたが、これは先生の視る手法で視ることはできないのでしょうか?
視ることは難しいと思います。というのは、細胞の中には様々な細胞小器官や物質があるため、ゲノム分節がどれかがわからないためです
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