ウイルスセンタートップ >> みちのくウイルス塾トップ >> 第13回みちのくウイルス塾 >> 第13回みちのくウイルス塾の様子
2014年7月20日に行なわれました今年の夏の学校『みちのくウイルス塾』も、おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。
今回は、諸般の事情により一日だけでの開催となりましたが、それでも出席者63人を数え、これまで同様熱気に満ちた会となりました。そして、これまで同様、講師の先生方による熱心な講義あり、それらに対する会場からの活発な質問あり、それらに対する講師の先生方によるひとつひとつ丁寧な回答ありで、非常に充実した良い会となりました。
これもひとえにみなさま方の暖かいご支援の賜物と存じます。ご協力いただいた方々に、この場を借りて感謝申し上げます。皆様、来年もふるってご参加ください。
なお、会のようすや講義内容を聴講者がわかりやすく解説した聴講録、講義に使用したスライド等も掲載しておりますので、こちらの方もよろしくお願いいたします。
仙台医療センター 西村秀一
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昨年度から、受講者のさらに活発な質問を促すために、それぞれの日の講義の中で良い質問をしてくださった受講生を表彰するこころみを始めました。
今回の受賞者は、平野 麻美さん (株式会社BML検査部)に決定しました。
検査会社で日常的にウイルス関連の検査のお仕事をなさっているプロとしての立場と一市民、母親としての立場のバランスのとれた優れた質問であったこと。今回のウイルス塾が次世代育成のための良い胎教の機会となれば幸いです。
最近高齢出産が多いためCRSの発症に、妊婦の年齢は関係していないかお尋ねいたしました。(スライドでは年齢に関する表示はなかったため)
妊婦の抗体価の有無が最も重要であり、年齢はCRSの発症とは直接関係していない
MMRワクチンについて、検査業務で経験上ムンプスの抗体価はワクチンでもあがりづらいように感じているが、どうなのか、確認したい。
麻疹が一番抗体価の上昇が大きく、次に風疹、ムンプスはその半分くらいしか上昇しない。
この平野さんの質問は、現行のワクチン行政であまり問題とされることのない予防接種で抗体価の上がらない人についてのリスクをどうするかという、視点をあらためて指摘するものとなりました。「だから、どうする?」ということは、これからの人たちに問われている大きな課題だと思われます。
また、加藤先生のお答えの詳細は、加藤先生の聴講録にありますので、詳しくお知りになりたい方は、そちらの方をごらんください。 (西村)
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