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総合診療科は、専門科が特定できない紹介患者さんの初期診療を行い、必要に応じて各専門科へ紹介を行います。不明熱など、他院で診断・治療に苦慮する患者さんの入院診療なども行います。さらに、多数の身体的疾患や社会的問題を抱えた患者さんを総合的に診療できる医師を増やすため、若手医師の教育を積極的に行います。
専任医師2名と専攻医1名、感染症内科の今村医師ほか応援医師の協力を得た上で、外来診療・病棟管理といった総合診療部門の診療業務全般と、研修医指導を行っています。さらに、感染症内科と協力し、HIV/AIDS患者さんの診療にも関わります。
上記のような患者さんについて、各診療科と協力しながら外来および入院診療を行います。
*当科は総合内科です。精神科診療・小児診療は行いません。また、交通外傷など明らかな外科疾患の診療は行いません。
*慢性疾患の投薬・通院のみの依頼はお断りしています。ご了承下さい。
2023年度は2031名でした。発熱による紹介受診が最多でした。ウイルス性疾患が多く、少数ながら膠原病類縁疾患や悪性腫瘍も診療しました。その他、貧血や体重減少の原因精査の紹介が多くみられました。
2023年度は234名でした。細菌感染症(肺炎・尿路感染症・蜂窩織炎、敗血症)が最多でした。昨年度の特徴として、複雑性尿路感染症や化膿性脊椎炎など長期治療を要する細菌感染症のほか、ビタミン欠乏症などの栄養障害を多く診療しました。リウマチ性多発筋痛症など膠原病類縁疾患や悪性腫瘍も例年通り診療しました。
当科の研修医は、初診の外来診療を上級医とともに担当し、詳細な病歴聴取と医療情報収集、診察手技、鑑別診断、適切な検査の選択、診療方針の決定など、臨床医としての基本的な診療行為を学び、実践します。さらに教訓的な症例は、症例報告として学会発表や論文作成を行うように指導しております。2023年度の若手医師の学会発表数は7、論文数は4でした。さらに当科所属の診療看護師も学会発表と論文作成を行っております。これらを含めた当科の実績は本ホームページ下部のリンクに掲載しております。学会発表や論文作成についてはプライバシー等個人情報に十分に配慮し、患者さんに文書で同意を得た上で行っております。
地域の医療機関の日常診療と、当院の各専門科の診療との橋渡しができればと考えております。総合診療科では内科系疾患を幅広く診療させていただく一方で、全ての病状の患者さんを当科のみで診療できるわけではありません。適切な専門科が判明した場合は専門の科を紹介し、慢性疾患の場合は、紹介元をはじめとした地域の医療機関で診療を継続していただきます。
幅広い内科系疾患に対応する一方で、他の診療科や地域の医療機関との連携が欠かせません。今後も地域医療に貢献できるよう尽力いたしますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。
卒業年 | 平成17年 |
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専門分野 | 内科一般、総合診療、循環器疾患 |
専門医資格等 | 日本内科学会内科認定医・総合内科専門医、日本病院総合診療医学会評議員・認定医、日本循環器学会循環器専門医、JMECC/ICLSインストラクター、臨床研修指導医、医学博士 |
名前 | 卒業年 | 職名 | 専門分野 | 専門医資格等 |
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鈴木 森香 | 平成21年 | 総合診療科 医師 |
内科一般 総合診療 |
日本内科学会内科認定医・総合内科専門医 日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医 日本病院総合診療医学会認定医・指導医 麻酔科標榜医、臨床研修指導医 医学博士 |
今 元季 | 令和2年 | 総合診療科 専攻医 |
内科一般 総合診療 |
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応援医師(週1回) | ||||
今村 淳治 | 平成15年 | 感染症内科 医長 (火曜日) |
HIV感染症 内科学 感染症 |
内科学会認定医・指導医 日本病院総合診療医学会認定医 日本エイズ学会指導医 臨床研修指導医 |
八坂 寛久 | 平成28年 | 応援医師 (木曜日) |
内科一般 総合診療 |
総合診療専門医 |
荒木 沙月 | 平成30年 | 応援医師 (金曜日) |
内科一般 総合診療 |
内科専門医 |
今井 優花 | 令和2年 | 応援医師 (火曜日) |
内科一般 総合診療 |
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山内 健太郎 | 令和2年 | 応援医師 (水曜日) |
内科一般 総合診療 |
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