精神科認定看護師は「日本精神科看護協会」による認定制度です。精神疾患の多様化、高齢化、社会資源の活用など、近年我が国が抱える精神科医療の問題となる場において、卓越した看護を提供するために、精神科看護の実践、相談、指導、知識の発展への貢献が役割とされています。看護の現場で起こる様々な精神科領域に関する臨床状況に対応する力を発揮し、リエゾンチームを通した他部門との連携および調整、コンサルテーション、院内教育の活性化などの活動を行うことで、院内全体における精神科看護の実践力向上を図っています。

• 精神科リエゾンチームによる介入
• 諮問委員会によるせん妄予防や身体拘束低減の取り組み
• 院内研修会による講師
• 精神科看護に関するコンサルテーション
• 看護学生に対する実習指導

• 関連学会への参加、発表
• 看護学生に対する精神科看護分野の講義
• 看護イベントを通した地域住民に対するメンタルヘルスの啓蒙活動

精神科に対するイメージはネガティブに捉えられがちですが、うつ、PTSD、認知症など、精神疾患は誰もが罹患しうる身近なものです。精神科に関する知識がより一般化することで、疾患や自殺の予防にもつながりますので、少しでも多くの方に精神科に興味を持っていただきたいです。