1.基幹型研修病院

当院は基幹型臨床研修病院です。2年間の研修は地域医療研修を除き院内で完結できます。

2.充実した救急研修

当院は宮城県の三次救急救急医療の中心であり、ドクターヘリ基地病院です。多発外傷を初めとして、全ての領域の重症疾患の患者さんが全県下から搬送されて来ます。救急車とドクターヘリの搬入台数は年間約5,000件です。初期研修医は万遍なく全ての救急疾患を経験します。日当直には内科、外科、産婦人科、脳外科の4ラインの専門医が同時に勤めるため、他科へのコンサルテーションも容易です。

3.豊富な症例と豊富な指導陣

総合診療科ではどのような症状に対しても診療できる “General Mindな医療”を習得するとともに、すべての領域に渡る専門各科との風通しのよいコミュニケーションを介して、後期研修への基礎固めとすることができます。

4.高いAcademic activityと国際性

学術活動の水準は特に高く維持されています。研修医は多くの研究会や学会報告を担います。当院では著書が年間5-10冊、原著論文は年間100-150件、学会発表数は年間600-800件です。仙台医療センター医学雑誌(Sendai medical Center Journal, SMCJ)では、原著論文に対して専門家によるpeer reviewの後に出版されています。医中誌とメディカルオンラインにも登録されており、ホームページからダウンロード可能です。

ネット環境も充実しています。院内ではUpToDateやメディカルオンラインをいつでも利用できます。2年次には最大3名までフィリピンのマニラ熱帯医学研究所における熱帯医学研修をオプションとして参加できます。また、初期研修期間には宮城県海外研修制度が、専攻医(後期)研修期間には国立病院機構による米国退役軍人病院(US Veterans' Administration Hospital)留学制度があり、毎年多くの初期、後期研修医が参加しています。