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当院では、臨床工学技士業務指針に挙げられている業務のうち高気圧酸素療法を除くすべての業務を行っており、主に臨床業務と機器保守管理業務に大別されます。
臨床業務としては、循環関連業務(人工心肺・心臓カテーテル検査その他)・呼吸関連業務(始業点検・巡回による使用中点検)・血液浄化関連業務(血液透析・血漿交換その他)と多岐にわたっております。
機器管理業務については、人工呼吸器・輸液ポンプ・シリンジポンプ・ネブライザ・低圧持続吸引器・DVT予防装置の6機種について中央管理を行っております。
19機種 770台(2011年12月現在)
心臓を切り開き、心臓内の手術を行うためには、一時的に全身から帰ってくる血液を心臓をバイパスして体外に導き、酸素を与え、動脈を介して体内に戻す必要があります。これを体外循環といい、そのときに使用されるのが人工心肺装置です。人工心肺の構成には、血液を送り出す心臓の役目をするポンプと、血液に酸素を付加し、二酸化炭素を排除する肺の役目をする人工肺などがあります。
さまざまな原因によって自己の呼吸では十分な換気が行えなくなった際に、換気を補助または強制的に行う器械で、ベンチレーター、レスピレーターともよばれます。
腎臓の機能が低下して慢性腎不全に至った患者さんに対する血液透析をはじめ、潰瘍性大腸炎に対して血球成分自体を取り除く白血球除去療法、また自己免疫疾患など幅広い疾患に対して、血液と血漿を分離し、その血漿の中から疾患の原因となる物質を取り除くアフェレーシス療法等、様々な治療に対応する種々の医療機器があります。
心室細動(VF)や心室頻拍(VT)等の不整脈に対し、電気的な刺激を与えることで「除細動(Defibrillation)」や「同期性通電(Cardioversion)」を行う医療機器です。
下行大動脈にバルーンを入れてこれを心臓の拡張期に膨張させ、拡張期圧を上げて冠動脈血流を増やし、又心臓の収縮期にこれを収縮させて、心臓の後負荷(大動脈圧)を軽減させる働きを有するIABPや経皮的に大腿静脈から脱血し、静脈血を酸素化(人工肺)し送血ポンプ(遠心ポンプ)を用いて大腿動脈に送血するPCPSなどがあります。
病気やけがで手術を受ける際、患者の意識が無く痛みを感じない状態にさせる医療機器。麻酔に必要な酸素や麻酔ガスを体内に届けるチューブ、麻酔作用で弱まる自発呼吸を手助けする人工呼吸器、モニターなどが付いています。
点滴静脈注射を施行する際に利便性と安全性を高めるために使用される医療機器です。 当院では機種を統一するなど、安全に使用できる環境作りに取り組んでいます。
輸液ポンプより少量で、より正確な輸注を必要とする際に使用する医療機器です。 当院では機種を統一するなど、安全に使用できる環境作りに取り組んでいます。
超音波振動子によって薬剤を細かい霧状にし、それをファンによる風にのせて噴霧する医療機器です。
胸腔や腹腔等に貯留した体液などを持続的に体外へ排出させる医療機器です。
経腸栄養剤を連続的、又は、間欠的に注入する為の経腸栄養剤投与専用の医療機器です。
足底や下腿を間歇的に加圧することによってDVT(深部静脈血栓症)を予防する医療機器です。
人体に高周波電流を流して、このときの負荷もしくは接触抵抗によってジュール熱が発生し、この熱が瞬時に細胞を加熱し爆発・蒸散することによる切開作用や、細胞の水分を蒸発させタンパク質を凝固させることによって凝固作用を得るための医療機器です。
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